【卒業生紹介】日本航空株式会社 本間 史也様
中日本航空専門学校の卒業生は社会に出てどんな仕事に就いているのでしょうか?
多様な分野で活躍する卒業生の声をご紹介します。
日本航空株式会社 オペレーション安全・品質推進部 アシスタントマネージャー 本間 史也様
Q1. 航空業界に進もうと思ったきっかけを教えてください。
中学校の時に航空雑誌(今は廃刊の航空ジャーナル)でアメリカ空軍のB-1の記事を見て、航空に興味を持ちました。
その後、雑誌の購読を続けて行くうちに「飛行機に触れる仕事をしたい」と思うようになりました。
Q2. 中日本航空専門学校の一番の魅力を教えてください。
色々な企業の方々が先生として経験や「技」を見せていただき、勉強や知識、経験の重要性を教えていただきました。
また、校内には航空関連の備品、展示品がたくさんあり、常に興味を持ち続けることができることです。
Q3. 在学時の想い出を教えてください。
電気関連の授業で、電圧計(テスター)をグループで作ったことです。
設計から部品オーダー(抵抗の組み合わせなど)を行いました。配線のミスを見つけるとスクーターを飛ばして友人の寮へ向かいました。
また、テストでは乾電池、スクーターなどさまざまなものを計測しました。
ちなみにそれは数年前まで我が家で現役でした。
Q4. これまでのキャリアパスを教えてください。(入社後の部署など)
・日本エアシステムに入社し運航統制部に配属
・社内審査にて運航管理者を発令
・関西空港支店運航課にて勤務(空港開設前準備室)
・伊丹空港支店運航課にて勤務、気象予報士資格を取得
・日本航空オペレーションコントロールセンターにて勤務(運航管理者)
・中部空港支店オペレーション部にて勤務
・日本航空オペレーションコントロールセンターにて勤務(運航管理者)
・日本航空オペレーション安全・品質推進部にて勤務
アシスタントマネージャーとして気象関連、国内空港、運航管理者・教官を担当
Q5. 現在のお仕事について教えてください。(具体的な業務、やりがいなど)
日本航空の運航便を管理しているIOC(Integrated Operation Center)の安全や品質にかかわる企画部門に勤務しています。
兼務で運航管理者/教官として若手育成や運航基準技術部で運規規定作成などに関わっています。
ここ3年は航空機への落雷(被雷)の削減の活動を継続しています。
また、最近では航空機が乱気流に遭遇し発生する事例の削減を社内で共同で取り組んでいます。
Q6. 仕事を行う上で大切にしていること(心掛けていること)を教えてください。
仕事に疑問をもって対応しているか?です。
お客様が期待するサービスを日本航空が提供できているか?そのために組織はしっかり対応できているか?欠航などを自分自身の言い訳で納得していないか?などです。
Q7. 今後の目標やビジョンを教えてください。
今までの運航管理者の経験やその企画部門として社内他組織や気象庁、JAXA、大学、他航空会社と情報交換などとパイプがあります。
それを組み合わせることで「新たな価値の創造」を行い、航空業界や一般社会に貢献したいです。
Q8. 航空業界への想いや航空業界を志す方へのメッセージをお願いします。
「飛行機を飛ばしてお客様、貨物を運び、収益をあげて存在する企業」、これが航空会社です。
整備担当やオペレーション以外にも、社内にはいろいろな組織があります。
いろいろな組織はありますが、基本は「航空が好き、飛行機が好き」という社員が支えています。
その「好き」が各自の働き続ける動機になります。
中日本航空専門学校では整備、グランドハンドリングなどのコースで知識を得ることができます。
その知識や勉強することは社内で部署が変わっても、自信と信頼を得る土台になります。
航空業界でお会いできることを楽しみにしています。
▼本間様、古永家様、本校の中村校長の集合写真です
本校在学時に授業で作製した電圧計が最近まで、現役だったとは驚きです!
航空が好き、飛行機が好き。
「好き」は最大の原動力となるのかもしれませんね。
素敵なお話をありがとうございました。