留学生
出願受付中!
卒業生紹介

【卒業生紹介】株式会社JALエンジニアリング   古永家 秀明様

中日本航空専門学校の卒業生は社会に出てどんな仕事に就いているのでしょうか?

多様な分野で活躍する卒業生の声をご紹介します。

 

株式会社JALエンジニアリング メンテナンスコントロールセンター 部長 古永家 秀明様

Q1. 航空業界に進もうと思ったきっかけを教えてください。

航空業界に興味もなく、バイクの整備士を夢見ていましたが、ボーイング767の導入を紹介する番組で、システムの作動試験を行っている整備士の姿に釘付けとなり、自分が進むべき世界だと思いました。

 

Q2. 中日本航空専門学校の一番の魅力を教えてください。

充実した教材と学生に寄り添ってくださる指導教官ですね。

講義内容を理解できなかった時に、教官室に何度も教えを請いに行きましたが、いつも丁寧に教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

良い意味で田舎ですので、勉学には最適ですね。

 

Q3. 在学時の想い出を教えてください。

発動機試運転を開始したときに、コックピットからは気づきませんでしたが、エンジンエリアから燃料漏れが発生し、排気の熱で引火しました。

安全監視中のクラスメートが消火器をもって駆け寄り、消火してくれました。

10代の自分には刺激が強すぎて、心臓がバクバクと高鳴った思い出です。

 

Q4. これまでのキャリアパスを教えてください。(入社後の部署など)

重整備、運航整備、支店勤務での現業整備と事務を担当し、整備計画や現場整備士の責任者など、多岐にわたる経験をさせていただきました。

以下は経験したポジションの詳細です。

・成田機体整備で大型機整備の基礎を習得し一等航空整備士資格を取得

・成田運航整備でエンジンの主要部品交換や試運転など、ライン整備の基礎を習得

・北マリアナ諸島連邦サイパン支店 整備副長 カナダ バンクーバー支店 先任整備長

・羽田航空機整備センター 整備計画部 支店カスタマーグループ グループ長

・成田航空機整備センター 運航点検整備部 部長

・メンテナンスコントロールセンター 部長(現在)

 

Q5. 現在のお仕事について教えてください。(具体的な業務、やりがいなど)

整備部門の代表として日本航空の運航便を統制管理する組織IOC(Integrated Operation Center)で業務をしています。

我々整備の役割は以下の2つです。

1,飛行機に発生した故障の修理方針などの調整を取りまとめます。

2,飛行時間や飛行回数に応じた整備計画作業を把握し、急な飛行機の変更が必要な場合に、計画作業の期限内で調整し、運航便に使える飛行機を選定します。

 

Q6. 仕事を行う上で大切にしていること(心掛けていること)を教えてください。

期待されている成果を達成するために、自分自身に課せられている役割をシンプルに捉え、実行することを心掛けています。 

細部にこだわることよりも、概念や要点に立ち返り、判断し行動するようにしています。

また、職場や立場が変わったときには、新しい職場の仕事に興味を持ち、好きになるように努めています。

 

Q7. 今後の目標やビジョンを教えてください。

これまで整備士として、安全な飛行機を大空へ送り出すことを目標としてきました。

しかし、今後はさらに進んで、JAL便をご利用される全てのお客様が旅を予定通りにお楽しみいただけるように、時刻表通りに到着する快適な飛行と安心をお届けしたいと考えております。 

 

Q8. 航空業界への想いや航空業界を志す方へのメッセージをお願いします。

航空業界では、乗務員や整備を含む地上スタッフが一便ごとに専門的な仕事を積み重ね、お客さまの快適な飛行を実現するために尽力しています。

スタッフが一丸となり出発させ、離陸していく光景は、仕事の苦労も吹き飛ぶ満足感があり、ぜひ皆さんも経験していただきたいです。

 

皆さんが輝ける場所が、航空業界にあります。

 

 

▼古永家様、本間様へのインタビュー風景(インタビュアーは本校の中村校長です)

 

在学時代の思い出は刺激たっぷりでしたね。

仕事を行う上で大切にしていることはどんな方にも響くものではないでしょうか。

素敵なお話をありがとうございました。